6月25日から7月3日までは、瀬木研の学生実習です。104名の3年生を一同に集めての実習ですので、何が起きるのか私も予想がつかず、かなり緊張します。
助っ人6名を加えた10名のスタッフが大変しっかりと動いてくれ、実際の実習中は、私自身はグルグルと廻って、学生さんの様子を垣間見たり、片付けしたりで、本当にありがたいです。ご苦労様。後半もお願い致します。
1日目はラット脳からの神経初代培養、2日目はHEK293細胞の継代です。
この2日の仕込みがうまく行かないと、実習が成り立たないので、緊張しましたが、週末に細胞の様子をのぞくと、まあまあどの班の細胞も育っており、ほっとしています。
一見、シンプルな実験なので、細胞育って良かったね。という結果になりかねないのですが、後は3年生がどれだけ培養という世界の奥深さを自分の目と知識の習得によって、体感してくれるかです。シンプルな現象から、色んな疑問を持つことが、研究の第一歩です。私たちが一ヶ月かけて入念に準備した実習から、色んなことを学んでくれることを期待しています。